他社の下請け現場に出る大工だからこそ見えてくるもの。
コロナ禍になって思うのは、
とくにインスタでの家づくりの傾向が強いこと。
たしかに、実際に建てられた方の住んでみての感想なども書いてあるので、
参考になりますよね。
かっこいい、おしゃれなデザインも多い!
では、そんなデザイン重視の家づくりを進めていくうえで、
どうしても知ってほしいこと。
現場だからこそ、発信できるメッセージとは???
今日はそんなお話です。
さて、デザイン重視でコストを外観等にかけるとなると、
では、今度はどこでコストカットをしていくか?ということです。
おまけに今は資材価格の高騰で
コストカットしたい気持ちは、ハウスメーカー・工務店側も同じ。
となると、見えない部分でコストをカットしたくなるものです。
「見えない部分」とは?
そうです。
こういうところ。
断熱材
こういう断熱剤なんて、建築現場まで来られて見られたことはありますか?
私なんか、自社だけでなく、他社の下請け現場に出ることもあり、
その辺が見えてしまうんです。
何がって、
こういう見えない部分でコストカットをしてしまう現場を。
そうなるとどうなるか?
10年、20年と住み続ける中で、
光熱費がかさんでいくんですよ。
こういう断熱性能が劣っていると。
大丈夫かな、と思いますよね。
不安になるものです。
本来は、こう。
たしかに、間接照明はかっこいいです。
段差をつけるリビングとかもかっこいいですよね。
でも、まずそもそもの基礎の部分。
住む中で、見える部分のプラスαのかっこよさよりも、
まずは、断熱性能がきっちり確保されているか。
その他、
家づくりの基本がしっかりできているかどうか。
この辺りはインスタでは見えてこない部分なので、どうか、
現場まで足を運んで、その目で見ていただきたいものです。
10年たっても、20年たっても、いとおしく思える家づくりを。
それでは、TOKUでした~。